脳と発達
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小脳白質内のヘテロトピーについて
胎児脳との比較考察
堀 映松下 正明室伏 君士飯塚 礼二
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1974 年 6 巻 5 号 p. 404-408

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抄録

副次所見として小脳白質内にみられる神経細胞性ヘテロトピーはすでに胎児においてヘテロトピー性細胞集団として認められた.胎児ではヘテロトピー性の細胞は, 歯状核のそれよりも分化ははるかに遅れていた.胎児ではしばしばみとめられる (27.7%) ので, 正常範囲のものと考えられるべきであろう.胎児性ヘテロトピーのすべてが発育してゆくわけではなかろう, それゆえ幼児ではより少なく (20.0%), 成人ではもつと少ない (13.3%) のであろう.80才の患者ではヘテロトピーの基質に類石灰の沈着がみられた.

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© 日本小児小児神経学会
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