自治医科大学先端医療技術開発センターオープンサイエンスラボラトリー,分子病態治療研究センター再生医学研究部
2020 年 27 巻 2 号 p. 167-172
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
多能性幹細胞由来の造血幹細胞の作成は, 血液学における長年の課題であった. これに向けていくつもの技術が考案されてきたが, 実用化に向けてまだ解決すべき課題が残されている. 本稿では, 試験管内培養技術や動物体内を利用した分化誘導技術に焦点を当てて, 造血幹細胞作成技術の進歩や新たな知見について述べる. また, 我々独自のヒツジ子宮内移植法による胎仔肝臓の利用, ヒト造血幹細胞の生着とその促進技術について紹介する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら