弘前大学医学部耳鼻咽喉科学講座
2000 年 43 巻 3 号 p. 182-185
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先天性真珠腫の一つであると考えられている多発性中耳真珠腫について, その頻度, 分類, 発生機序などについて概説した。多発性真珠腫の中には明らかに複数の先天性真珠腫が認められるものと, 先天性と後天性真珠腫の形態を合併するものとに分類できることが判明した。後者の原因としては, 1) 先天性真珠腫が後天性真珠腫を誘発し結果的に多発性となった, 2) 以前から多発性真珠腫があり, その一方が炎症などの刺激で増大し鼓膜へ穿孔した.などが椎測された.
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