Otology Japan
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原著論文
小児における骨部外耳道径の年齢変化の検討
渡邊 千尋窪田 俊憲古川 孝俊松井 祐興後藤 崇成新川 智佳子天野 真太郎欠畑 誠治伊藤 吏
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2025 年 35 巻 1 号 p. 27-32

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抄録

本研究では,0歳から17歳までの125耳を対象に,画像解析ソフトImageJによる測定方法を用いて,正常耳の骨部外耳道における最大・最小Feret径の最小値および骨部外耳道長を測定し,小児骨部外耳道の年齢による変化を検討した.

最大Feret径の最小値と骨部外耳道長は,年齢と共に増大する傾向を認めたが,最狭部である最小Feret径の最小値は年齢との相関を認めなかった.最小値Feret径の最小値は鼓膜後上端部より平均1.23 mmの部位にあり,骨部外耳道の軟骨部移行部側の末梢側ではなく,鼓膜側の中枢側に位置していた.男女差については最大Feret径の最小値は男児で年齢と共に増大する傾向を認めたが,女児では認めなかった.最大Feret径と最小Feret径の最小値の平均値では,女児と比較し男児で有意に大きかったが,骨部外耳道長の平均値は男女差をみとめなかった.

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© 2025 日本耳科学会
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