奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科
2003 年 72 巻 10 号 p. 1296-1299
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細胞の情報伝達システムは一見複雑にみえるが,それらはいくつかの共通の物理化学的原理に基づいて機能している.細胞ならびに細胞内器官の区画を形成している生体膜に着目すると,それらの膜上に存在するシグナル伝達系にインスパイアされた分子デバイス開発の方向性がみえてくる.機能分子の自己組織化を達成するための人工生体膜の設計と,分子デバイスのための基板としての有効性に関する最近のわれわれの研究について紹介する.
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