応用物理
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基礎講座
単一磁束量子(SFQ)サンプリング技術の原理と分解能
日高 睦夫
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2003 年 72 巻 10 号 p. 1315-1318

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抄録

単一磁束量子(SFQ)サンプラーは,超伝導体の中にだけ存在する磁束量子を用いて,電気信号波形を高い時間分解能で測定する計測器である.SFQサンプラーの時間分解能は,ジョセフソン接合の反応時間とSFQパルスの時間変化率で規定される.電流分解能は熱雑音に起因するジョセフソン接合臨界電流値の揺らぎにより上限が決められ,どちらも半導体サンプラーの性能を大きく上回る.現在高温超伝導体を用いて開発が進められており,100GHzを超える帯域のサンプリングオシロスコープが実現できるものと期待されている.

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© 2003 公益社団法人応用物理学会
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