応用物理
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Print ISSN : 0369-8009
解説
ナノスケール電極を用いた有機分子の電気特性評価
−分子が活躍する舞台−
水谷 亘内藤 泰久
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2003 年 72 巻 12 号 p. 1503-1508

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抄録

化学,生物分野だけでなくナノスケール・エレクトロニクスの世界でも分子が重要な役割を演じることが期待されている.分子が活躍する ‘舞台’ の一つはナノスケール電極であろう.将来,分子素子がシステム・オン・チップの一端を担うことも視野に入れた電極作製手法が望まれる.Bell研の研究者によって報告された分子単層膜電界効果トランジスタは高性能の分子素子として注目されたが,昨年データねつ造論文の一つとして否定された.しかしながら,いくつかのグループが検討を行い,分子スケール素子の設計指針が明らかになってきた.分子素子開発の経緯と新しく開発された分子スケール電極を用いた分子導電性評価の実験結果について概説する.

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© 2003 公益社団法人応用物理学会
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