応用物理
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Print ISSN : 0369-8009
基礎講座
SFQ回路の原理
宮原 一紀
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2003 年 72 巻 9 号 p. 1180-1182

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抄録

SFQとは超伝導体の中で量子化された磁束のことである.この磁束量子を情報担体とした論理回路がSFQ回路である.SFQ回路は半導体回路とはまったく異なる原理で動作する.そのため,半導体回路の性能限界を超える可能性がある.SFQ回路の基本構造は,2個のジョセフソン接合を含む超伝導ループである.このループに磁束量子が入った状態を論理の「1」,磁束量子が入っていない状態を「0」とする.この基本構造を多数個接続すると,超伝導体とジョセフソン接合で構成されるはしご型線路ができる.これがJTLで,この中を磁束量子を伝搬させることができる.これを組み合わせるとフリップフロップをはじめとする種々のSFQ論理回路を形成することができる.

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© 2003 公益社団法人応用物理学会
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