大阪府立大学大学院工学研究科電子・数物系専攻電子物理工学分野
2006 年 75 巻 6 号 p. 713-716
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スピン秩序と双極子秩序が同一結晶内で共存する相共存状態を得るための物質設計について概説し,強磁性強誘電性状態を得ることが非常に困難であるということを述べる.しかしながら,応用上興味のある「磁性と誘電性という多自由度の交差相関」に関しては,最近大きな進展がみられている.本稿では,多自由度の交差相関を示す例をあげるとともに,反強磁性強誘電体YMnO3において観察された「磁気整列による強誘電性分極反転の抑制」と「誘電率の磁場制御」に関する研究結果を紹介する.
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