応用物理
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基礎講座
分子動力学法 III
−材料設計への応用−
玉井 良則
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2006 年 75 巻 9 号 p. 1145-1148

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抄録

分子動力学法により,原子レベルのミクロな情報をもとに,分子集合体のマクロな物性値を直接得ることができる.また,分子の構造のみならず,その動的性質を実時間で観測できる.ナノテクノロジーの進展に伴って,分子レベルの構造を直接観察する手段として,あるいは材料を分子レベルから設計する手法として期待が高まっている.本稿ではまず,各種物理量の算出方法について解説した後,材料設計への応用の例として気体分離膜の設計を取り上げ,実例を示す.最後に,材料設計に応用する場合の課題について述べ,生体分子などへの応用の広がりについても展望する.

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© 2006 公益社団法人応用物理学会
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