名古屋大学 大学院工学研究科応用物理学専攻
2021 年 90 巻 7 号 p. 402-408
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物質内の温度差から起電力を得る熱電変換素子は,モノのインターネット(IoT)技術の急激な発展により,「古くて新しい」環境発電技術として再認識されつつある.特に,人体を熱源としたフレキシブル熱電デバイスは,ウェアラブルエレクトロニクスを下支えする電源として有望視されているが,軽量・柔軟かつ大面積な多結晶薄膜における熱電効果は未開の研究領域であり,活発な研究が行われている.本稿では,筆者らの研究成果を中心に,応用を視野に入れた研究の現状と今後の展望を解説する.
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