国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究センター
2021 年 90 巻 8 号 p. 470-475
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ビッグデータ同化によるゲリラ豪雨予測を例に,最先端の気象学研究で用いられるデータ同化の方法を解説し,気象学の枠を超えた将来展望を述べる.『応用物理』の読者の参考となるよう,「複雑系モデルと応用物理」という視点から,データ同化の具体的な方法論に焦点を当てる.データ同化は,大規模複雑系モデルと実測データを結び,数理モデルと現実世界を同期する一般的な方法論である.数値天気予報が発展してきた背景やデータ同化の役割を紹介し,多様な分野への応用可能性を含む今後の展望を述べる.
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