現在までに極めて多数の原子・分子が気相でレーザー作用をもつことが示され,その発振線は, 120nmから数mmまでの領域にわたっている.特に稲ガス・ハロゲン系は,重点的に研究され,高効率・高出力の可能性が示されている.最近の研究によって, COがCO儲レーザーと同様に高効率・高出力の可能性があることが明らかとなうた.色素レーザーの安定性は大編に改善され,市販品でも1MHz,研究室で試作されたもののなかには, 10kHz以上のものもある.種々のカラーセンタ.一レーザー一が翻発され、色棄レーザーより長波長領域0.82~2.9μmを海バーし得るようになった.固体レーザーにおける最も顕著な進歩として,二つの新レーザー物質波長0.325~3.9μmの領域をカバーする種々の希土類イオンをドープしたYLFと,赤外域で高効率で,かなりの程度の波長可変性をもつ選移金属をドーブした結晶とがある.