医用画像に対するディジタル処理は篇ンピューター臨層撮影法 (CT) の登場を契機として急速に鍵用化されている.集積回路技術の進歩により大容量記憶や高速演算装置が容易に使用できるようになやてきて,個々の画像の孤:立した処理にとどまらず動画像の処理へと発展してきている.その現状を概観した.
動画像処理の基本である重ね合わせと減算についてふれた後に,主としてディジタル・ラジオグリフィー,心アンギオグラムのうち超音波漸層像および冠動脈造影像の処理, RI画像におけるファンクショナル・イメージについて解説した.