東京工業大学理学部応用物理学科
1987 年 56 巻 4 号 p. 431-433
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教育の理念や方法は人によってさまざまであって,これが最善であると断定するのはむずかしい.そこで,筆者の私見であると断った上で述べた意見は次のようなものである.大学の学部レベルの教育では,余り特論的なことを詰め込むよりは,基礎的なことをしっかり身につけさせること,特に物理の基本に立ち返って物を考えるくせをつけさせることに主眼をおくぺきである.しかし体系の骨組みの講義だけではマンネリ化するので,知的好奇心をあおる意味で最先端のことにも触れる(覚えさせるのではなく)ことが必要である.
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