日産自動車における研究者の育成自標は,その分野でこの人ありといわれる「研究専門職」およびバランスのとれた「プロジェクトリーダー職」のいずれかである.研究所が,お客さまに喜ばれる魅力的な商品づくりの一翼を担ううえで,この2つのタイプの研究者をひかに多く,組織的,計画的に育成するかは,重要課題である.
当社では,研究者が若いうちから困難な仕事に挑戦し,それを達成することで自信をもち,さらにステップアップする「燃えるサイクル」を体験してひくことが大切だと考えている.このために,人材育成,活用,教育訓練,人事管理などの各シスデムが有機的に結びついて,優秀な研究者づくりにつながる必要がある.