筑波大学物質工学系
1988 年 57 巻 5 号 p. 679-685
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YBa2Cu3O7-δ酸化物超伝導体のトンネル効果について,その現状をレビューする.これまでのトンネル測定については,きわめて多様性に富んだデータが報告されているが,それらの間に介在する問題点,特にギャップパラメーターΔの値,2Δ/kBTcの値,ギャップの高次構造などについて,トンネル測定の実際に照らし合わせて論じていく.また,遠赤外反射実験データとの比較も行う.さらに,トンネルデータと超伝導メカニズムとの関連性についても,簡単に触れる.
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