東北大学科学計測研究所
1990 年 59 巻 1 号 p. 18-26
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
電子線ホログラフィーは,透過型電子顕微鏡の一層の高分解能化にきわめて有力な手段であると考えられる.そのために解決されなければならないいくつかの問題点の一つに電子レンズの収差の補正方法の確立がある.この点を中心に,ここでは,電子線ホログラフィーの原理と数式的な取り扱い方を述べた後,結晶表面の再配列構造などの高分解能観察の可能性を検討するため,ホログラムの形成と再生を計算機でシミュレートした結果を紹介する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら