東京大学理学部
化学技術研究所
1991 年 60 巻 10 号 p. 990-996
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Si,またはGeが鎖状につながったポリマー,ポリシラン・ポリゲルマンは,一次元半導体-極限的な量子細線-と見ることができる.有機側鎖基の種類によって,主鎖構造が変化し,それによってポリマー主鎖に固有な電子状態も大きく変化する.ここでは,ポリシラン・ポリゲルマンの主鎖構造と電子構造の関連,特に,一次元励起子状態の特異な準位構造について述べ,光電材料としても新しい可能性を有する,この典型的な有機・無機ハイブリッド電子物性研究の現状を紹介したい.
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