金属材料技術研究所
1991 年 60 巻 5 号 p. 462-465
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高温超伝導体が発見されてから丸5年が経過し,エレクトロニクスのみならず,電力輸送や強磁界発生などの分野でも,実用化を目指した懸命の努力が続けられている.このような電力機器関係への応用のためには,臨界電流密度の高い線材;を作製するための技術開発が必要である.本稿では,高温超伝導体を線材として使用するうえに,特性的にどのような特徴や問題点があり,また線材化技術の開発にあたって,そのような問題がどのように解決が図られているか,また,将来の展望などについて述べる.
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