応用物理
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アトムレベルで制御した金属複層表面の構造と機能
田村 裕之田中 虔一
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1994 年 63 巻 12 号 p. 1266-1269

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抄録

窒素酸化物の還元除去反応に特異な活性を有するPt-Rh触媒の,作用機構について調べるために,溶液からの金属の析出が可能な電気化学系と,超高真空どを直結させた手法を用いてバイメタル表面を合成し検討した. Rh (100) 単結晶表面に単原子層のPtを析出させたPt/Rh (100) 表面は,酸素との反応により表面のRh組成が増加し,最表面にRhがセグレゲートした複層表面, p (3×1) Rh-0/Pt/Rh (100) へと変化した.この複層表面は,Rh (100) 表面と類似のボルタモグラムを与えるという,興味深い結果も得られた.また, p (3×1) 表面はNOの水素化反応に対して高い活性を示し,Rh/Pt層の複層表面の生成が,Pt-Rh触媒の活性構造であると結論した.

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© 社団法人 応用物理学会
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