応用物理
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二波長ポンピングによる単一モードファイバーにおける四光子混合
坪井 泰住
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1995 年 64 巻 5 号 p. 471-475

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抄録

二つの振動数v1,v2(v1>v2)のパルスレーザー光を同時に単一モードファイバーに入力し,それらの差v1-v2(=Δv)を300cm-1<Δv<2500cm-1の範囲にわたって連続的に変え非線形光学現象を観測した.ラマン振動数領域のΔv<1200cm-1では,四光子混合によって発生した2v2-v1の振動数のストークス光が,ファイバー伝播中に受ける誘導ラマン散乱により最大40%の変換効率で増幅された.このように大きく増幅されたストークス光は,連続的に波長可変でしかも強いコヒーレントな光源として利用できる.Δv>1200cm-1で観測された四光子混合による反ストークス光には,誘導ラマン散乱との共存効果は見られなかった.

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© 社団法人 応用物理学会
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