応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
ISSN-L : 0369-8009
長波長励起による光感受性物質からの蛍光像の観察
峰久 次郎猪 吉輝金田 明遊津 隆義
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 65 巻 1 号 p. 31-35

詳細
抄録

病巣に集積しやすい性質を持つ光感受性物質をあらかじめ患者へ投与し,光照射によってその光感受性物質を励起し,病巣から発生する蛍光をとらえ診断・治療する光線力学的診断・治療法が近年注目されている.病巣からの蛍光をとらえるこの方法は肉眼の観察では見つけにくい微小な病巣の発見やその広がりの確認などの治療に有用な情報を得ることができると期待されている.これまでに励起効率の高い400nm付近の励起光を使った蛍光観察装置が癌病巣などへ適用されている.われわれは生体組織への透過性の高い波長664nmの励起光を使った蛍光観察装置を開発した.本稿ではこれらの蛍光観察装置について紹介する.

著者関連情報
© 社団法人 応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top