応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
ISSN-L : 0369-8009
低しきい値高安定cw光パラメトリック発振器の開発
池上 健Sergey Slyusarev大嶋 新一作間 英一
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 65 巻 3 号 p. 284-287

詳細
抄録

532nmの半導体レーザー励起YAGレーザー (MISER) を励起源とし, KTP結晶を非線形結晶として用いた,安定かつ低しきい値で動作する単一縦モード連続発振 (cw) 光パラメトリック発振器 (OPticai Parametric Oscillatqr=OPO) の開発に成功した.共振器スペーサーをアルミブロックからのくり貫きで作製し,またシグナル光とアイドラー光のビート周波数をシンセサイザーに位相同期することにより,数時間以上にわたってモードホップなしに動作する,単一縦モード連続発振を実現した。しきい値は10mWで,スロープ効率は20% であった.位相同期時のビート線幅は30Hz以下でこの値はスペクトラムアナライザーの分解能で制限されている.また,結晶の角度,共振器長,結晶温度,結晶に印加する電圧を変化させることにより数THzの範囲でシステマチックな同調も可能となった.

著者関連情報
© 社団法人 応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top