松下電器産業(株)国際研究所
1996 年 65 巻 8 号 p. 788-795
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細菌の運動器官であるべん毛は,回転モー夕ーとらせん型のスクリューからなり,各部の機能に応じた構造を持つたんばく質分子が自己構築により組み上げられた,超分子機械である.個々の原子を部品として設計されているため,数十ナノメーターの大きさで推進力発生や方向変換の機構を実現している.その分子機構を解明するためには,この巨大分子複合体の構造解析が必須である,その構造解析法におけるさまざまな工夫について述べる.
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