応用物理
Online ISSN : 2188-2290
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単電子デバイス・回路の研究状況と今後の展望
田部 道晴小田 俊理平本 俊郎中里 和郎雨宮 好仁
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1997 年 66 巻 2 号 p. 99-108

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抄録

ひとつひとつのの電子の動きを制御する,単電子デバイスと呼ばれる新しい概念が産声をあげて約10年が経った.この間,「単電子」を頭に冠するトランジスタ,メモリー,論理回路などさまざまなデバイス・回路が急ピッチで試作され,単電子物理に根差した独特の振舞が次々と実証されている.さらに,単電子に適した新しい回路や情報処理手法の研究も進展している.一方で,将来の集積化を念頭に置いたさまざまな課題も浮き彫りにされつつある.ここでは,デバイス応用の立場から,単電子に関わる研究状況と今後の展望について述べる.

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© 社団法人 応用物理学会
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