応用物理
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ビデオ強化顕微鏡を用いた生体可視化技術
寺川 進
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1997 年 66 巻 5 号 p. 444-449

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抄録

光学顕微鏡は古典的な遵具であるが,それにビデオ装置が取り付けられることによって復活し,最新の医学生物学の研究道異として使えるようになった.特に細胞の断面を見ることができる微分干渉顕微鏡の性能が高まり,細胞内構造の動的な変化を回折限界の高い分解能で観察可能となった.これによって,これまで化学的測定によって観究されてきた細胞の生理機能,例えばホルモンや伝達物質の細胞からの放出過程の直接的な可視化が達成された.また,細胞が死んでいくときの遇程がこれまで以上に詳しく観察できた.ビデオ化によって,回折限界を超える高分解能の追求も現実的なものになってきた.

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© 社団法人 応用物理学会
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