電子技術総合研究所基礎計測部
1998 年 67 巻 4 号 p. 417-423
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高温超伝導体の超伝導量子干渉素子(SQUID)の性能向上とともに,SQUIDの新しい応用分野として材料の非破壊検査が浮上してきた。SQUIDの優れた11生質を利用することにより,航空機や原子力プラントなどにおいて,使用中の材料の劣下状態を定量的に把握できる可能性がある.実験室段階であるが,何層もの重ねたアルミ板の深部に発生した傷や腐食,鋼の疲労や塑性化による磁気変化などが検出されている.本報告では,高温超伝導体SQUIDを含めたSQUID-NDEの現状を紹介し,その可能性について論じる.
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