東北大学大学院理学研究科物理学専攻
1999 年 68 巻 2 号 p. 122-132
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低次元半導体の光学応答に関して,伝導帯電子と価電子帯正孔間のクーロン相互作用(励起子効果)が本質的な現象を取り上げ,理論的研究の最近の進展と未解決の諸問題とを紹介する.特に, Wannier励起子の相対運動波動関数の次元性と光学応答との関連をくわしく述べる.さらに,少数励起子系の非線形光学応答への理論的アプローチを紹介し,低次元半導体中の高密度縮退電子-正孔系と低次元金属中の励起子などの励起子多体問題にも言及する.
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