主催: 横断型基幹科学技術研究団体連合
世界は、様々な構成単位でできている。また、各構成単位間の関係性形成能力は、感性と呼ばれる。世界の構造は、構成単位間の関係によって逐次形成されていくが、形成される世界の特性は、感性に左右される。
人間の社会が豊かで活き活きとした社会になるためには、豊かな感性を人々が身につけなければならない。どのような感性がどのようなダイナミック社会を形成していくのかは、その社会の歴史観と未来観にかかっている。
本論では、設計、生産・デリバリー、消費、環境負荷などの視点からモノの生成消滅過程と人間しあわせ過程との具体的なシステムについて検討する。取り上げる例は、対話型生産システムである。