主催: 特定非営利法人 横断型基幹科学技術研究団体連合
既存の数学は離散数学と連続数学の範疇に二分されているが、実際の生産管 理の問題には離散と連続の決定局面が混在していて、既存の最適化の原理が ほとんど役に立たない。例えば、いつ、どの品目を、どの機械で、どれだけ処理するかについての最適化には、どの時点でどの品目をどの機械で処理するかの三項関係とそのタイミングの決定が不可欠であるが、この種の数学的枠組みは周知ではない。この理論と実用の乖離を埋めるためのひとつの方法論を提示して、未解決の課題を明らかにする。