主催: 特定非営利法人 横断型基幹科学技術研究団体連合
これまで、プロジェクト継続期間は有期であるとして、計画、設計、調達、製造までと捉えることが多かった。しかし、事業継続ミッションを実現するには、計画から製造までのプロジェクトが終了した段階で、次の運用・廃棄段階のためのプロジェクト、更には製品寿命を見越した新製品開発プロジェクトを継続して発足させることを繰り返すなど、製品・サービスの持続的開発、改善が不可欠である。 製品の長寿命化によって当該事業のライフサイクルの長期化を図るには、漸進的イノベーションを実施することが必要である。 このため本報では、 “事業継続のためのプロジェクト”をサステナビリティ志向のプロジェクトマネジメントと捉え、“事業のライフサイクルと同じ期間存続し、その間事業ライフサイクルのフェーズが終了すると次のフェーズのプロジェクトに移行し、経営資源の一部をそのまま引継ことで事業ミッションの継続性を担保する”というプロジェクト運営の新たな展開の必要性について論述する。