日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第85回大会
セッションID: PM-040
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13.情動・動機づけ
ビデオコミュニケーションにおける顔呈示への敏感さと共感性および公的自己意識との関連
*藤村 友美
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抄録

非対面コミュニケーションの中でも,お互いの顔映像が呈示されるビデオコミュニケーションが,コロナ禍において急激に普及した。一方で,技術的な問題以外で,ビデオコミュニケーションに心理的障壁をもつ人々が一定数存在する。このビデオコミュニケーションの心理的障壁の1つの要因と考えられるのが,自分顔映像が画面に呈示されることが考えられる。本研究では,ビデオコミュニケーションにおける心理的障壁,特に自分の顔映像が画面に呈示されることが,どのような心理特性と関連しているのかを明らかにすることを目的とした。心理特性としては,他者の感情からの影響のされやすさや他者の心的状態の理解を示す共感性尺度を用いた。また自分の顔が画面に呈示されることによって公的自意識が高まることが予測されるため,公的自意識尺度を用いて検討を行った。

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