産業連関
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〈投稿論文〉
地域間産業連関モデルを用いた国内,外国経済変化による茨城県のCO2排出量への影響分析
江藤 諒内山 洋司岡島 敬一
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2011 年 19 巻 3 号 p. 60-71

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抄録

地方自治体の将来の CO2排出量は自治体の権限を越えた国内外の経済状況に影響を受ける.本研究では国内外の経済状況の変化が茨城県の CO2排出量に与える影響をシナリオ分析によって評価する.マクロ経済指標と地域間産業連関モデルを組み合わせて,2030 年の茨城県内 CO2排出量,およびその他都道府県との CO2排出量の相互依存関係の変化を推計する.結果として,民間消費,および輸出の増加がその他都道府県から茨城県に誘発する CO2排出量を増加させる.一方で,産業構造の変化,効率化と輸入の増加により間接CO2排出量が減少し,県内全体の CO2排出量増加が抑制される.そして,国内や海外の経済動向が茨城県内の CO2排出量に与える影響は減少する.

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© 2011 環太平洋産業連関分析学会
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