日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1P12
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陶磁器表面における酸化鉄微結晶の析出に及ぼす冷却雰囲気の影響
*竹内 信行久保田 一馬石田 信伍小林 久芳
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キーワード: 粘土, 酸化鉄, 雰囲気, ESR
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抄録
 備前焼用の粘土を乾燥,粉砕後,一軸加圧成形により直径20mmの円盤状成形体を得た.この成形体を電気炉内に入れ,毎分5℃で昇温し,1250℃で1時間焼成した.還元開始温度を1000℃とし,1250℃に達するまで60%水素_-_40%二酸化炭素の混合ガスを毎分100mL 流した.1250℃到達後は二酸化炭素100%のガスに切り替え,冷却雰囲気の影響を調べるために,所定の温度に降下後,空気雰囲気に切り替えた. 焼成物の表面の拡散反射スペクトルを測定し,色度座標L,a,b値を算出した.冷却開始温度が高いほど赤みを示すa値が大きく,SEM-EDXで測定した表面の微結晶の大きさ及び鉄濃度が高くなる傾向を示した.
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©  日本セラミックス協会 2005
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