日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2005年年会講演予稿集
セッションID: 3G09
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融着防止剤を用いた仮焼プロセスによる高分散性ナノアパタイト単結晶粒子の創出
*岡田 正弘古薗 勉
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抄録

これまで我々は、ハイドロキシアパタイト (HAp) 単結晶粒子を医用高分子材料表面に吸着後、化学反応により粒子を結合させた新規な無機/有機複合材料を開発し、その軟組織適合材料としての有用性を評価してきた。ここで,HApの生体内における溶解性、分解性を低減させることを目的とし,仮焼した単結晶HAp粒子を用いている。しかし仮焼時に粒子間の融着が生じるため,一次粒子が結合した二次粒子となり,媒体への分散性および比表面積が低下するという問題があった。本発表では、仮焼時に融着防止剤を粒子間に介在させることで、一次粒子として媒体中に分散可能なHAp単結晶粒子を作製することを目的として検討を行った。

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©  日本セラミックス協会 2005
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