日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 1C25
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リチウムイオン伝導性ガラスセラミックスのリチウムイオン二次電池への応用
*印田 靖加藤 高志馬場 守
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抄録
酸化物系のリン酸ガラス中にNASICON型の結晶構造を有するLiTi2P3O12系の結晶を析出・成長させたガラスセラミックスを開発した。このガラスセラミックスは、大気や水分に対して非常に安定でありながら、10-4Scm-1以上の高いリチウムイオン伝導性を有する固体電解質である。このガラスセラミックスに、正極材としてLiCoO2系正極材を、負極材としてLi4Ti5O12系負極材をそれぞれ電極として組み合わせ、リチウムイオン二次電池を試作した。試作した電池の充放電測定の結果、室温においても繰り返し充放電可能であることが確認できた。
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©  日本セラミックス協会 2007
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