日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 1B23
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CdxMn1-xS硫化物系光触媒の合成と可視光応答性
*椎葉 智司池上 啓太町田 正人
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キーワード: 光触媒, 硫化物
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抄録
水熱合成したCdxMn1-xSは,0.1 M Na2S / 0.5 M Na2SO3犠牲剤溶液中において,500 W 高圧Xe ランプ照射(≥ 420nm)により水素を発生した.水素発生速度はx = 0.8付近で90 μmol / hと最大を示し,0.5wt% RuO2担持によってさらに向上した.同じ条件で合成したMnS,CdSそれぞれと比較しても,RuO2未担持においてはCdxMn1-xSのほうがはるかに大きい水素発生速度を示した.結晶性や純度の向上によりさらなる光触媒活性が予想され,新規複合硫化物としての期待ができる.
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©  日本セラミックス協会 2008
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