日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 1J18
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TiCl3溶液を出発原料としたBrookite型酸化チタンの作製に関する研究
*岡野 聡田中 寿郎
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抄録
光触媒として多く用いられている酸化チタンは3つの結晶系をもつことが知られているが、そのうちBrookite相だけはその作製の困難さから研究は十分であるとは言い難い。本研究ではTiCl3溶液を出発原料としたBrookite型酸化チタンの作製を試みた。原料と蒸留水を混合させて水熱合成を行うとBrookite相を含む酸化チタンが得られたが、その光触媒活性は市販のAnataseよりもかなり低いものとなった。これは、Brookiteの前駆体が完全に酸化されていないためと考えられる。
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©  日本セラミックス協会 2008
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