抄録
微量のNiOを含有する酸フッ化物ガラスは通常の熔融急冷法により作製した。CaF2結晶の位置選択的結晶化はレーザー波長1080nmのレーザー照射によりガラス表面上に誘起した。CaF2結晶を含むラインはレーザーパワー1.7W、走査速度2μm/sのレーザー照射条件において誘起し、CaF2結晶の結晶化はXRDにより確認した。Er3+をドープした酸フッ化物ガラス上へのCaF2結晶を含有するドットの形成はいくつかのレーザー照射条件により行い、CaF2結晶中へのEr3+イオンの固溶はマイクロフォトルミネセンスにより確認した。