日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 3C01
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プラズマ分光を用いたパルス細線放電法におけるAlN超微粒子合成メカニズム
*志小田 雄宇床井 良徳諏訪 浩司末松 久幸鈴木 常生中山 忠親新原 晧一
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抄録
高時間分解能プラズマ分光により、パルス細線放電における窒化アルミニウム超微粒子合成のメカニズムを解析した。窒素雰囲気または窒素/アンモニア混合雰囲気でアルミニウム細線にパルス大電流を流して超微粒子を合成した。X線回折により、アンモニア濃度が高くなるにつれて、アルミニウム窒化率が上昇することが確認された。放電開始から5μ秒経過以後では、アンモニア濃度に対して観測されたスペクトルに大きな変化は認められなかった。放電開始から5μ秒以内のスペクトルを比較すると、アンモニア濃度が低くなるにつれて、窒素ラジカルに起因する輝線スペクトルの強度が短時間で減衰していることが確認された。
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©  日本セラミックス協会 2008
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