日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 2J02
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ゾル-ゲル法によって作製されたEu3+ドープZrO2-SiO2ナノ複合体の発光特性評価
*池下 諒早川 知克野上 正行Jean Rene DUCLEREPhilippe THOMAS
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抄録
本研究室では,耐熱性,透明性が優れ,十分な機械的強度を持っているSiO2ガラス中に可視光線を散乱しないナノサイズのZrO2結晶粒子を分散させたナノ複合体に注目している.また,ZrO2は広いバンドギャップを持ち,低フォノンエネルギーであり,希土類イオンを均一に分散・固溶させることができるといった特徴を持っている.一方,合成方法にゾル-ゲル法を用いることで,ナノ結晶の粒度分布が狭く,分散性に優れるナノ複合体を作ることができるとされている.そこで本研究では,熱処理温度の異なるSiO2-ZrO2-Eu2O3ナノ複合体を作製し,その形態や微細構造,Eu3+の発光スペクトル,発光減衰曲線からEu3+の固溶状態の検討を行った.
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©  日本セラミックス協会 2012
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