パーソナリティ研究
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自尊感情の変動性の測定手法に関する検討
市村 美帆
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2012 年 20 巻 3 号 p. 204-216

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抄録

本研究の目的は,自尊感情の変動性の有効な測定手法の検討であった。本研究では携帯電話のメール機能(研究1)とweb機能(研究2)を用いて,7日間1日1回状態自尊感情を測定した。加えて,経験した出来事や感情についても測定し検討を行った。その結果,ポジティブな出来事や感情を経験すると,状態自尊感情が高く,ネガティブな出来事や感情を経験すると,状態自尊感情が低いことが示された。また,研究2において,自尊感情が高く安定している者よりも,低く安定している者が抑うつが高く,自尊感情が高く不安定である者と低く不安定な者の間には差がないことが示された。以上から,本研究の手法が自尊感情の変動性の有効な測定手法であることが示された。

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© 2012 日本パーソナリティ心理学会
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