パーソナリティ研究
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情報プライバシーとインターネット上の未知の他者への自己情報公開との関連――対面の予期を操作した検討
太幡 直也佐藤 広英
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ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 27.1.12

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抄録

情報プライバシーは,インターネット(以下,ネット)上での不特定多数の他者への自己情報公開と負の関連がみられることが報告されている。本研究では,ネット上での未知の他者への自己情報公開を測定し,情報プライバシーと自己情報公開との関連を,対面の予期を操作して検討した。大学生に対し,ネット上で未知の大学生とチャットをするように告げた。対面の予期あり条件の実験参加者には,チャットをする相手と後日会ってもらう予定であると伝えた。一方,なし条件の実験参加者には,そのように伝えなかった。チャットをする前に,実験参加者に,相手に示すプロフィールを作成するように求めた。その結果,なし条件では,識別情報へのプライバシーが低い者ほど,プロフィール上で自己に関する事柄を多く表出していた。一方,あり条件では,情報プライバシーとプロフィール上の自己情報公開には関連はみられず,コミュニケーション動機が高い者ほど,プロフィール上の情報入力数が多く,また,プロフィール上で自己に関する事柄を多く表出していた。

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© 2018 日本パーソナリティ心理学会
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