中央大学附属中学校の3年生を対象にTutorials in Introductory Physicsの幾何光学分野の授業実践を行った。1期目の実践で生徒がどのような誤概念を抱えているかを調べ,ワークシート分析やアンケート・インタビューを元に教材や概念調査問題の改善を行った。修正した教材を用いて2期目の実践に臨み,授業前後に行った概念調査結果や授業後のアンケートやインタビューを元にこの教材での授業効果を評価した。それらの結果から幾何光学の誤概念が根本的なところにあることが分かった。また,中学校理科への本教材導入における課題がいくつか明らかになった。