2019 年 67 巻 4 号 p. 261-265
大阪工業大学工学部の2年次生に,物理学,地球科学,生物科学の分野横断型PBL(ProblemあるいはProject-Based Learning)授業を提供し,2015年度から2018年度まで「火星移住計画」を題材にして進めてきた。そして,2019年度からは,火星の枠を飛び出して,「太陽系ツアー」をテーマにしたPBL型授業を進めている。PBL型授業は,学生の様々なスキルを広げ,さらなる可能性を持つことが認識される一方で,PBL型授業の特長や問題点を十分に意識しながら,授業を運営する必要がある。