兵庫教育大学大学院 [日本]
2023 年 71 巻 1 号 p. 46-49
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中学校では,小学校での磁力という概念から,電流と磁界の相互作用という概念へ転換する。生徒にとり,電流・磁界・力のような見えない物理量の空間的な認識は難しい。本研究では,空間の 3 方向を明瞭にし,各自の視点で現象を観察できる実験教具を開発した。そして小中間の学習内容を滑らかにつなぐ授業展開を構成し,実践をした。調査の結果,本教具を用いた個人実験について肯定的回答が多いこと,また,大半の生徒が同じ実験の場面で意外性を感じていることが伺えた。意外性を感じる場面が新規概念を形成する機会と考えられる。
日本物理教育学会誌
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