ペストロジー
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事例報告
家屋内で発見されたイソフサヤスデ
梅澤 謙二宮ノ下 明大
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2018 年 33 巻 1 号 p. 9-11

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抄録

茨城県日立市の戸建て住宅(海岸から約2 km程の内陸)のリビングに,イソフサヤスデが2017年4月下旬から一晩に2~10個体,7月中旬まで発見された.本事例は,家屋内に剛毛を有する正体不明の虫が発見され,その刺傷被害への不安による不快動物としての被害にあたると思われた.イソフサヤスデは,岩の割れ目や砂利の中や樹皮下のような狭い隙間を好み,集団で生息することが知られている.本事例の家屋内での発見は1回ではなく,少なくとも2か月の間,複数の個体が毎日のように発見されたことから,家屋に生じた隙間に集団で生息していた個体が夜間に家屋内で活動した可能性が考えられた.

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