静脈学
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原著
伏在型静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術における側枝静脈瘤切除の必要性の有無の検討
平林 朋子佐野 成一高島 格
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2014 年 25 巻 4 号 p. 386-390

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抄録

要約:【はじめに】今回われわれは伏在型静脈瘤で瘤切除を行わずに伏在静脈の血管内レーザー焼灼術のみを行った症例で瘤切除の必要性の有無を検討した.【対象と方法】2013 年1 月から4 月の間に一次性の伏在型静脈瘤患者98 名108 肢(男:女比42:56,平均年齢68 歳,大伏在静脈91 本,小伏在静脈17 本,大伏在静脈平均径6.5±1.5 mm,小伏在静脈平均径5.9±1.4 mm,平均最大側枝径 5.4±2.6 mm)において瘤切除は追加せず伏在静脈に血管内レーザー焼灼術を施行し結果を検討した.術前および術後2 カ月後に評価した.【結果】側枝の完全縮小群は11 肢の10.2%,部分縮小群は97 肢の89.8%,無変化群は0 肢だった.部分縮小群および無変化群で追加治療を行ったのは7 肢(6.5%)ですべての症例で整容的理由からであった.【結語】多くの症例が,術後2 カ月の時点で伏在静脈本幹に対する血管内レーザー焼灼術のみで側枝静脈瘤は縮小したが,完全に消失したのは一部であった.再発などを考慮すると,さらに長期的な観察が必要であると考えられた.

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