静脈学
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原著
一次性大伏在型静脈瘤に対する980 nm 血管内レーザー治療の初期治療成績,および医療効率性の検討
大峰 高広岩佐 憲臣山岡 輝年
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2014 年 25 巻 4 号 p. 391-395

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抄録

要約:【背景】今回当院の980 nm 血管内レーザー焼灼術(endovenous laser ablation; EVLA)の導入初期成績および医療効率性を検討した.【方法】導入初期1 年間のEVLA 108肢を対象とし,導入前1 年間のHL/S 41 肢と初期成績・医療効率性を比較した.【結果】術前背景(男女比・年齢・CEAP 分類)は両群間に差を認めなかった.術後合併症は両群間で有意差を認めずEVLA の術後再疎通は認めなかった.平均在室時間・在院日数はEVLA群が有意に短く[(54 分 対 102 分;p<0.0001)および(2.1 日 対 3.9 日;p<0.01)],治療に関わった医療従事者数と従事時間の積person-minutes はEVLA 群が有意に少なかった(176.2 対 632.4;p<0.0001).【結論】EVLA 導入初期成績は良好であった.EVLA はHL/S の1/4のperson-minutes であり医療効率性が高かった.

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